こういう画像を待ち望んでいた人は多いかな?

普通のオーバーホールではない
真剣マジモード仕様のSPLエンジン制作だ

憧れでは終わらせないよう良く見ていただきたい

使用ピストンはHKS鍛造ピストン ニッケルメッキ仕様
コンロッド(コネクティング ロッド)には

 H断面コンロッド を使用している

各気筒の重量差は0.2g以下に調整する


※現在では、重量差を0.1g以下に調整しています
参考画像

鍛造ピストンにモリブデンコーティングを施した様子

オーバーホール時にこうした加工をすることによって
エンジン性能が向上するのは言うまでもない
はて? 初めて見る人もいるだろう

スタッド式 クランクキャップボルト

強度  耐久性 に優れている

レース用エンジンには普通に使われている
クランクシャフトを組み込んだ様子


クランクシャフトは曲修正ラッピングなどを施す

もちろん 強化メタルを使用しているのは言うまでもない
加工前のシリンダーブロックの様子

ライナーが見えるが ブロックとの境が分からない
量産するためライナーごと型に入れてしまうのだ

これでは中心位置からどの位ずれているのか分からない
オーバーサイズにボーリングすると・・・・・
シリンダーブロック全体の様子

当然、肉厚が薄い所と厚い所が有るはずだ

パワーを上げていくと薄い所に負担が掛かり
変形破損の原因になるのだ

ライナー変形はたまに聴く話だ
加工後のシリンダーブロックの様子

堅くて丈夫な鍛造ライナー 極肉厚は耐久性が抜群だ
肉厚は5mm   ライナーどうしが当たってしまう
干渉部分はスライスして水路を確保してあるのだ

ライナーはクランクシャフト中心を基準にボーリングして
圧入している
ピストンを入れた様子

ライナーのボーリングはピストン個々に合わせて行う

ダミーヘッドを用いてボーリングするのは言うまでもない

全気筒、正確な加工を施しフリクションロスを低減している
でぇ〜たぁ〜(ちょっとはおどろいてねw)

またまた出ました スタッド式ボルト

今度はヘッドボルトをスタッド式に変更だ
加工前の汚い ヘッド(シリンダーヘッド)


これから各ポートの加工バルブガイドを入れ替えする


ポートを加工した様子


よく見えないですね・・・orz


加工前のポートの様子


ざらざらでゆず肌です


加工中のポートの様子


まだまだ仕上がっていません


加工後のシリンダーヘッド



ヘッド面は最小研磨加工済み

ん〜美しいですね
バルブガイドを入れ替えした様子


リン青銅バルブガイドを使用し、耐久性を向上させ
フリクションロスを低減させています

何度見ても美しい


バルブシートカットも施し、圧縮漏れを防ぎます


燃焼室加工後の様子


燃焼室の容積が均一になるように加工する
口で言うのは簡単だよねw

最先端のコンピュータ技術がなせる技です
ヘッド専用スタンドに取り付けて・・・


さぁ〜組み付けだ

o(^-^)o ワクワク
強化バルブスプリング


HKS HEAD SYSTEM STEP3 を採用した

許容回転数は 8,000〜9,000 rpm とすごい数値
だけどキットのお値段もすごい数値w
STEP3用 カムシャフト


IN側 EX側 それぞれを使用している


HEAD SYSTEM を組み付けた様子

ロッカーアーム ストッパーが見える
HKS カムスライド プーリーを取り付けた様子

他には、大容量サージタンクRH9クランクプーリー
大容量オイルパン大容量インジェクターを使用した

エンジンオイルはもちろん RH9 ゴールド

ブースト圧は 2.5kg/cu で使用できる仕様だ  
エンジン制御には HKS F-con V pro を使用している

点火カットスイッチを取り付けたら「YMCA」と名付けられた

このSPLエンジン廉価型もあるので
興味のある方は 是非、相談して欲しい





SR20DET エンジン
2008年2月1日修正