BMWの巻
 2011年 7月30日

今回のチューニングは BMW M3 3.0L です。

画像はチューニング用のベースエンジン。

ハイコンプピストンを組み込んでV-Proで制御します。
まずは、いつもの様に分解していきます。
カムカバーを外したところ。
オイルパンを剥がしました。

オイルポンプはチェーン駆動式ですね。
カムを外したところ。

ヘッドボルトが見あたりません。
カムホルダーと言うんでしょうか?

外してビックリ! スタッドボルトです。
ヘッドを外した、シリンダーブロック。
取り外したピストンとコネクティングロッド。
次は、クランクシャフトを外しましょう。
取り外したヘッド。まぁ〜こんなものでしょう。
ポート加工に入ります。まずは荒削り。

1カ所1カ所、丁寧に仕上げていきます。
ほ〜ら、段々綺麗になってきましたw。
何はともあれ、まずは測定が基本!
こちらの器械はバルブコンプレッションテスターと言って

バルブスプリングを測定する装置です。
本国から届いた、バルブとかガスケットなどなど。
加工から戻ってきたシリンダーブロック。
さすがに綺麗ですね〜
ピストンを組み込んだ様子。
いつものバルタイですね。
じゃじゃ〜ん。組み上がりました〜(^^)v
ノーマルコンピュータでの始動は確認済み!

いよいよV-Proの取り付けです。

純正のコンピュータがエンジンルームにあるので
かなぁ〜り苦労しました。

もちろん、ノーマル状態に出来るようにしてあるのは
言うまでもありません。
BMWは純正コンピュータ(DMEって言うらしいw)に
パワートランジスタが内蔵されており、イグニッションコイル
を直接制御しているのです。

V-Proは内蔵されていないため、今回のように外付け
しなくてはならない。

6個分のパワトラをセットするスペースがないため
RB26用のパワトラモジュールを使ってみました。
HKS A/F ノックアンプです。

排気が2系統なので、センサーも2個使用しました。
点火系信号制御のための電子装置を製作しました。

かなり小さいでしょ?。これでも大きい方なんですよw
セットアップ中に何かと不便な状態があり、

F-con の入出力状態が確認できるように

簡易テスターを作ってみました。

あくまで簡易ですから・・・ちょっと見づらいのよw
大容量アルミラジエターに電動ファンをセット!

せっかくなので、V-Proで制御してます。
エアフロレスになったため、でっかいインダクションボックス

がセットされました〜  カーボンなんですよ。軽いです!
A/Fセンサーを2個付けたので、表示も2個に。

意外と差が出るのには驚きました。

コレで、常にエンジンのコンディションが確認できますね。
つくばサーキットにて、現車合わせセッティングを行いました。
オーナーは大変喜んでいました〜

4気筒エンジンのV-Pro制御はネットで見掛けるのですが、6気筒って無いんですよね〜
今回も、HKSのご協力の下で無事に製作できたこと、心より感謝いたします。m(_ _)m

追伸:いつも画像が物足りなくてすみません。完成間近になると忙しくて・・・ゴメン